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小池 朱里*; 根本 将矢*; 中島 理紗子*; 堺 公明*; 堂田 哲広; 田中 正暁
Proceedings of 2023 International Congress on Advanced in Nuclear Power Plants (ICAPP 2023) (Internet), 2 Pages, 2023/04
異常降雪時のナトリウム冷却高速炉のアクシデントマネジメントとして除雪を行った場合に、運転員による異常気象の認知の成否がプラントの安全性に与える影響を評価するため、運転員の認知確率を時間の関数としてモデル化し、プラント状態についての動的PRA解析を実施した。その結果、事象開始後、比較的早い段階での炉心損傷は、運転員の異常降雪の認知により回避されることを示した。
小池 朱里*; 中島 理紗子*; 根本 将矢*; 堺 公明*; 堂田 哲広; 田中 正暁
Proceedings of 12th Japan-Korea Symposium on Nuclear Thermal Hydraulics and Safety (NTHAS12) (Internet), 4 Pages, 2022/10
地球温暖化により、今後異常降雪による降雪量が増大する可能性がある。地球温暖化が炉心損傷要因である炉心出口温度の制限温度超過確率に与える影響を評価するため、地球温暖化を考慮した降雪量のハザード曲線を作成するとともに、ナトリウム冷却高速炉を対象とした動的PRAを行った。その結果、異常降雪時の降雪量は地球温暖化により増加し、制限温度超過確率が高くなることが示された。
加藤 篤志; 井手 章博*; 柴田 明裕*; 石崎 未来*; 田中 太*; 坂場 弘*; 西崎 千博*; 澤入 剛*
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉(SFR)では、一般に崩壊熱除去系(DHRS)の使命時間が軽水炉よりも長く設定される。そこで、プラント状態の経時変化を扱える動的確率論的リスク評価(PRA)の適用性について検討し、状態変化に着目したリスク情報が抽出できることを確認した。
Zheng, X.; 玉置 等史; 杉山 智之; 丸山 結
no journal, ,
動的確率論的リスク評価(DPRA)は、確率論的な手法と決定論的なシミュレーションを緊密に結合することにより、多数の事故シーケンスを生成して炉心損傷頻度を推定できるが、計算コストが膨大である。原子力機構は、異なる忠実度を備えた複数のシミュレータを共用し、従来のPRAに比べて信頼性が高く、計算コストを低減できる多忠実度(マルチフィデリティ)のDPRAアプローチを開発した。
Zheng, X.; 高原 省五; 玉置 等史; 杉山 智之; 丸山 結
no journal, ,
動的確率論的リスク評価(PRA)手法は、事故シーケンスの網羅性の向上や、事故影響の時間依存性のより明示的なモデリングを可能とする。動的PRA手法を用い、様々な事故シーケンスにおける放射性核種の環境中への放出開始時間を推定し、リスク指標として早期大規模放出頻度(LERF)を評価することにより、防災計画の策定や重要度評価プロセスの実施に際し有用な情報の提供を図る。
Zheng, X.; 玉置 等史; 杉山 智之
no journal, ,
確率論的リスク評価(PRA)では、事故発生の偶然的不確かさと影響を含めたリスクの定量化が可能である。しかし、現象理解の不十分等により認識論的不確かさが追加される。本研究では、従来PRAと動的PRAにおける不確かさの評価手段を頻度の確率分布の観点から比較し、動的PRAを用いて事故進展と故障モードとの依存性等を考慮することで認識論的不確かさの低減に寄与できることを示す。
Zheng, X.; 玉置 等史; 柴本 泰照; 高田 毅士
no journal, ,
原子力機構では、決定論的事故解析と確率論的信頼性評価を統合した動的PRA手法及び計算ツールRAPIDを開発している。機器の故障確率の推定を例に、PRA評価において認識論的な不確かさが潜在する具体的事象を同定し、その不確かさを低減するために、機器作動の環境変化を考慮した確率論的故障物理及びシミュレーションコード間のカップリング方法をRAPIDツールへ導入した。
Zheng, X.; 玉置 等史; 丸山 結; 高田 毅士; 成川 隆文*; 高田 孝*
no journal, ,
動的確率論的リスク評価(動的PRA)手法は、事象の時間進展を明示的に取り扱うことで、シナリオや成功基準の事前設定に依らずにリスク評価が可能である。このような特徴を踏まえ、リスクトリプレットの観点から、動的PRAにおけるリスク重要度のコンセプトと指標を検討した。さらに、検討した重要度指標を動的PRAに適用し、その有効性を評価した。本報告は、原子力規制における従来のリスク重要度指標の活用状況を調査するともに、時間に依存するソースタームの環境への放出量(影響度)と格納容器機能喪失頻度(CFF)を対象とし、新たなリスク重要度指標の動的レベル2 PRAへの適用を試みる。
成川 隆文*; 高田 孝*; Zheng, X.; 玉置 等史; 丸山 結; 高田 毅士
no journal, ,
動的確率論的リスク評価(動的PRA)手法は、事象の時間進展を明示的に取り扱うことで、シナリオや成功基準の事前設定に依らずにリスク評価が可能である。このような特徴を踏まえ、リスクトリプレットの観点から、動的PRAにおけるリスク重要度のコンセプトと指標を検討した。さらに、提案した重要度指標を動的PRAに適用し、その有効性を評価した。本報告では、リスク重要度のコンセプトと指標の検討結果を報告する。
小池 朱里*; 堺 公明*; 堂田 哲広; 田中 正暁
no journal, ,
運転員によるアクシデントマネジメント(AM)の要否に対する認知がプラントの安全性に与える影響を評価することを目的に、運転員の異常降雪に対する認知確率を時間の関数としてモデル化するとともに、異常降雪事象におけるナトリウム冷却高速炉のプラント状態について、連続マルコフ連鎖モンテカルロ法(CMMC)を用いて動的PRAを実施した。解析結果から、AMは炉心損傷の開始時刻を遅らせるために有効であり、またAMを実行する運転員の事象認知のタイミングが炉心損傷を回避するための重要な要素になることを報告する。
Zheng, X.; 玉置 等史; 柴本 泰照; 丸山 結
no journal, ,
原子力産業界では、プラント運転パフォーマンスの向上や原子力発電によるリスクの低減させるため、人工知能・機械学習(AI/ML)技術の研究と活用が進められている。原子力機構(JAEA)では、AI/ML技術を活用し、シビアアクシデントと確率論的リスク評価(PRA)の研究の高度化を行っている。数値シミュレーションに基づく動的PRAや事故時のソースタームの不確かさ評価を効率的に実施するため、機械学習で訓練した代替評価モデル等を導入することにより、炉心損傷頻度(条件付き炉心損傷確率)やソースタームの確率分布と重要度に関する情報を得ることができた。原子力安全の継続的な改善に向けて合理的な意思決定を実施するため、AI/MLを活用することにより、効率的にリスク情報と不確かさ情報を提供することが期待できる。